突然だけど、あなたは雑談が上手いだろうか?
今日は「雑談力」について話したくなったので、もし良かったら話を聞いてくれると嬉しい。
大したコンセプトもない雑記ではあるが、以下の考えの人は特に聞いて欲しい。
「自分には雑談力が無くてイヤになる・・・」
「上手く雑談したい・・・」
「話し上手な人が羨ましい・・・」
上記のような考えの人に向けて、話をしようと思う。
ほんのわずかでも、あなたの役に立てば、嬉しい。
雑談力が必要とされている世の中
突然だが、おれは本が大好きだ。
なので、本屋に行くことも同様に大好きである。
通勤の道中に駅併設の大きな本屋さんがあるので、まじで毎日通っている。
別に買う本がなくっても関係ない。
だらだらと本を眺めながら書店を練り歩くのがマジで好きだ。
本屋の店員さんが聞いていたら気を悪くするかもしれない、ごめんなさい。
雑誌コーナーで新しいジャンルの雑誌をパラパラめくると新しい発見があるし、マンガや小説の新刊コーナーをチェックするのもワクワクする。
ビジネス書や自己啓発書のコーナーも、当然よく訪れる。
その自己啓発本コーナーで、でおれはいつも思うことがある。
こういった本がポップに彩られたコーナーやベストセラーの棚に陳列されているのを見ると、おれは
「はああ~・・・」
クソデカため息が出てしまう。
何故か?
あらためて言語化することは非常に難しいけど、やってみよう。
それは、
「雑談力がないと、生きづらい世の中に、辟易してしまう」
からだと思う。
おれは雑談はそこまで嫌いじゃない。
仕事の性質上、大勢の人間と接するし、初対面の人間とチームで仕事する機会が少なくないので、自然とスキルとして身についていると自負している。
でも、根っこには人見知りがこびり付いていて、雑談が少し苦手だと感じる面もあるのだ。
何が言いたいのかっていうと。
要は、コミュ障に風当たりの強い世の中の風潮を直視したくなくて、ため息が出てしまうのだと思う。
ため息を吐いた後、そしておれはこう思うのだ。
そういう風潮が蔓延している場所から距離取りてえ、と。
雑談力はあった方が有利だけど
絶対に誤解して欲しくないことがある。
それは、世に出回っている雑談力関係の書籍を否定している訳では決してないということを、強く強く明言しておく。
それらの本は、素晴らしい知識を内包した努力の結晶体だ。
間違いなく読んだ人の人生を豊かにするものだと真剣に思う。
・・・。
とか、こんな前振りをするだけあって、おれはこの手の本を良く思っていない。
こんな動機で雑談力を伸ばそうと考えているのは、言うまでもなく素晴らしい。
おれもそうありたいと思うし、そんな人は尊敬に値する。
しかし、しかしだ。
こんな考えで、雑談関係の書籍を手に取る人間はビックリするほど多いんじゃないだろうか?
そんな人たちが多数派の風潮。
そして思わず「はああ~・・・」とクソデカため息が出てしまう訳だ。
だって、おれもその多数派の人間のひとりなんだもんな。
だからこそ、認めたくなくてその手の本から目を逸らしているのかもしれない。
大事なことなので何度も言うが、おれは決してこの手の書籍を否定しているわけではない。
実際おれはこの手の本を数えきれないほど読了している。
雑談力なんてなくていい
世間の風潮に反することを口にするのは、ちょっと怖いけどハッキリ本心を言ってみようと思う。
「雑談力なんて、無くていい」
雑談力がないと世の中やっていけないよ?みたいな世間の風潮が、おれはくっそ気に入らねえ。
雑談力が無いことで、おれは絶対自分の評価を下げたりしない。
もちろん不便で不利であることには間違いはない。
だってテンポよくたくさん喋れた方が、何かと得であることは本当だもんな。
でも、そんな不便で不利なコミュ障であったとしても自分を、不当に安く見積もったりはしない。
自分は雑談がヘタクソなんだ、ということを受け入れて認めて、息をした方が肩が軽くてラクだからだ。
「そんなんじゃ成長しないよ?」
「いつまでたっても世間になじめないよ?」
「雑談できないと大人として恥ずかしいよ?」
そんな世間さまの声が聞こえてくる。
うるせえ~。
おれは職場のような強要される雑談が嫌いだ。
でも、友達と話す雑談はとても楽しくて、心地よい。
それでいいじゃん。
友達と今週のワンピースの話バカ笑いしながら雑談できるなら、それでいいんだと思う。
だからもし、雑談力が無くて自分がイヤだな~って感じている人がいるなら、「そんなでもいいや」って思うことを選択肢に入れてもいいんじゃないだろうか?
雑談力を鍛えることに対して否定は絶対にしないが、そういう考えを持っておくのは精神的にグッと楽になるはずだ。
逃げ、なんて思わなくてもいい。
そんなんご親切な世間様がほっといても言ってくるんだから、自分自身くらいはラクに思っておいて良い。
それでも「雑談力」に歩み寄ろう
いろいろ拗らせ気味なことを好き放題言った。
しかし、その上で「雑談力」に歩み寄ろうと思う。
は?
根底ひっくり返ってんじゃんかよ、と思うかもしれない。
しかし、おれは「雑談力は必須」みたいな世間の風潮にムカッ腹が立っているだけで、何かを他者に提供する、ということは嫌いじゃないと自覚している。
そのためのツールとして「雑談力」は伸ばしていいスキルなのかもしれないと思ったのだ。
おれみたいな考えで、この手の書籍を手に取る人はどれくらいいるのだろうか?
多いのか少ないのかは分からん。
でも、「世間に馴染むため」というだせえ理由でこの手の本を読む人間は、一定数いる。
昔のおれがそうだしな。
この手の本が爆発的に売れているのは、そういうことだと思う。
世間のニーズにどこか違和感を感じてしまうが、まあそういうのが世間だしな。
とにかく本屋でこの手の本を見るたびにため息を出すことに飽きてきたので、脱却しようって思ったってだけな。
まとめ
ああ、またゴチャゴチャして話がまとまらなくなってきた。
さっさと幕を引こう。
おれが伝えたかったことをザックリまとめると、以下の通りだ。
シンプルにこれだけだ。
コレ言いたいが為に長い前振りになってしまって、申し訳ない。
本屋でのちょっとした拗らせ発作について話そうと思ったら、すげえ長いこと話してしまった。
お付き合い頂いた方、話を聞いてくれてありがとう。
雑談なんて、信用できる人とある程度楽しくできたらそれでええで。
・好きな人と、もっと楽しく話したい!
・仲良くなりたい人がいて、そのために雑談力を鍛えたい!
・この人を楽しませて、役立ちたい!