キャンプについて話したくなったので、良かったら聞いて欲しい。
・アウトドアが好き
・キャンプに興味あるけど、人混みがイヤだ
・色々めんどくさい
上記のような人は、特に話を聞いて欲しいな。
キャンプ行きたいけど、行けない
突然だけど、キャンプは好きだろうか?
一昔前まではキャンプなんて騒がしい若者連中や、家族サービスのためのファミリー層の特権だ、なんてイメージが強かったと思う。
しかし、近年のキャンプブームの影響で、だいぶキャンプの敷居が下がってきたことを肌で感じている。
ソロキャン、なんて便利が言葉が浸透して、一人でも気軽に楽しめる大人の趣味って感じがあるよな。
おれは、キャンプが好きだ。
中でもソロキャンという単独でひっそり行うキャンプが好きだ。
たまにワイワイ複数人でキャンプするけど、やはり根暗なおれにはソロキャンが肌に合っている。
バイクに荷物積んで、自由気ままに走り、キャンプ場でゆっくり不便を楽しむ。
しかし。
最近キャンプに行けてない、というか行こうとしていない。
おれは冬によくキャンプをする。
人や虫が少なくて、自分にとってメリットが多いのだ。
夏が終わり、そろそろ自分にとってのキャンプオンシーズンが近づいてきたのに、腰が重くて立ち上がらない。
「仕事忙しいし・・・」
「まだ、そこまで寒くないからパリピとかファミリー層いっぱいだよ・・・」
「都合の良い連休ねえし・・・」
こんな感じで言い訳して、自分の「好き」を蔑ろにしてしまっている自分自身に喝を入れるために、この文章を今書いている。
海外でキャンプにハマった
こういう時は祖に帰ろう、ルーツを辿ってみるのも効果的で一興かも知れん。
ガキの頃から人並み程度にはキャンプの経験があった。
友達と遊びに行くだったり、学校の行事だったりと、好きってほどでもないけどまあ行ってみると楽しいねってぐらい。
でもそんな自分に、明確に「ハマった」と自覚できるほどキャンプしまくっていた時期があった。
自分はニュージーランドで生活していた時期がある、1年ちょいくらいの短期間だ。
その時期に3、4ヶ月程かけてニュージーランド1周の旅をしていた時期がある。
その一周旅行で、信じられんくらいキャンプをした。
アウトドアに興味があるということ以上に、経済的な事情もあった。
貧乏トリッパーであるおれは、宿代を少しでも節約するために野営しまくったのだ。
ドミトリーやモーテルなんて高額で本当にたまにしか泊まれなかったし、バックパッカーズみたいな安宿でも勿体無いと感じるほどのビンボーっぷりだった。
そこで、キャンプという選択肢が最も堅実かつ現実的だったんだな。
旅の8割くらいをキャンプで過ごした。
この時期の「日本人キャンプしましたランキング」のトップランカーである自信がある。
ニュージーランドには、冗談みたいな格安キャンプ場や無料のキャンプ場の数がハンパじゃなくそこかしこに点在している。
日本なんかと比べ物にならないくらいキャンプに対して開かれている国がニュージーランドだ。
諸外国から「キャンプ大国」という冠をつけられているニュージーランドだが、決して大袈裟ではない。
・・・なんか、またダラダラ書いて無駄に長くなりそうな気がしたので、さっくり次に行こう。
当時のキャンプの様子
過去の写真を漁ってみると、懐かしい写真がたくさん見つかった。
それっぽい写真をいくつか貼ってみる。
この写真のキャンプ場はよく覚えている。
NZ一周旅の初日の宿だった。
こんな開放的で素晴らしいキャンプ場が、本当にそこいら中にゴロゴロしている。
ちなみにフリー、というか田舎すぎて管理人もキャンパーも誰もいなかった。
この夜、凶悪な虫たちに襲われて初日なのにどえらいメにあったなぁ・・・。
ここの湖畔キャンプもすごい覚えている。
あんまりにも気に入ったから惰性でもう一泊したくらいだ。
綺麗だよな、ほんとに。
俺は日本でも「湖畔キャンプ場」というタイプの湖のほとりのキャンプ場が大好きなんだけど、そのルーツってやっぱりこういう経験からだよな、改めてそう思った。
結局このオンボロテントをずっと最後まで使い続けた。
ドイツ人のフラットメイトが、「いらねーからお前やんよ」つって押し付けられたものをなんやかんやありがたく使わせて貰った。
ボロいけど丈夫で、使いやすかったな。
オンボロといえばこの車もそうだ。
日本じゃ廃車同然の走行距離の車がニュージーランドではそこかしこで元気に走り回っている。
生まれて初めて車を買うのがニュージーランドだなんて、考えもしなかった。
こうやって朝日を浴びて、キャンプ場でコーヒーを飲むのが好きだった。
周りは、静かで動物の声しかしなくて、自然溢れていて、昼は暑いくせに朝や夜は寒くて。
うん、こうやって文章にしてみるとよく分かる。
おれはニュージーランドっていう国が大好きだな。
そんで、間違いなくキャンプも好きだ。
今度の連休、久しぶりにキャンプへ行こう。
おれにとってのキャンプシーズンが来てくれた。
スペさんへのお土産を忘れんなよ。