今日は「趣味」関することを話したくなったので、聞いて欲しい。
連日朝活に関する記事ばっか書いてつまんねえって感じたので、ちょっと日ごろ感じていることを話す。
・なんか面白いことないかな
・かっこいい趣味はじめたい
・自分が何が好きか分からない
上記のような人に聞いて欲しい。
「趣味」
キモはそこじゃないんだけど、自分のケースである「ゲーム」にフォーカスして話そう。
おれは大人のくせしやがって「TVゲーム」が大好きだ。
ガキの頃に初めてプレイしたドラゴンクエストの楽しさが今も忘れられず、ピコピコ遊んでいる。
中でもRPG(ロールプレイングゲーム)というジャンルがとても好きだ。
現実とは全く異なる世界観のファンタジーな世界で、ワクワクする冒険を自分自身が体験できる。
そんなコテコテのRPGが大好きだ、ドラクエとかFFみたいなやつ。
そんな大好きなゲームだけど、全くゲームに触らなくなった時期があった。
大人になったからだ。
「子供の頃は好きだったけど、今はなぁ」
「いや、今も好きだけど忙しいから」
「そんなんより今はやることあるから」
こんな風に考え、やらなくなってしまったことが誰にでもあると思う。
子供の頃、あんなに熱中して青春と情熱を注ぎ込んでいたものなのに、加齢に伴って様々な理由から価値がドンドン落ちてゴミになる。
自分にとってはゲームだった。
大学生くらいの時までは普通に好きだったと思う。
友達と徹夜で遊ぶモンスターハンターは、アドレナリンが爆発して言葉にできないくらい楽しかった。
好きなRPGの新しいナンバリングタイトルが出るなんて情報が出るたびに、ファミ通という雑誌やゲーム攻略サイトで最新情報を見てワクワクしたものだ。
でも、いつしかその情熱と価値は無くなっていった。
社会人になった。
仕事に追われ、時間が無くなっていくと共に自然とゲームと溝が出来た。
好きなシリーズのゲームが出ても、プレイしたいとも思わなくなった。
新しいハードであるゲーム機本体が出ても、お金と時間を言い訳にして買わなくなった。
それどころか、ゲーム好きであることを自分が無視するようになった。
「ゲームなんてガキのすることだろ」
「そんなことよりやることあるだろ?仕事と勉強だ」
「現実逃避に時間とお金かけて馬鹿じゃねえの?」
こんなこと考えるようになった。
達観を装った、それでいて稚拙で狭いアホみてえな考え。
世間的に見れば割合正しいことかもなんだけど、自身の気持ちを一切配慮していない点が頭と心が悪い狭量って感じだよな。
でも、当時は本気で思っていた。
世間体を気にしてるところがマジでカッコ悪い。
「休日何してるの?」
「いや〜、音楽聴いてますね〜〇〇とか良いっすよ」
大して好きでもない当たり障りのないことで茶を濁すことが当たり前になった。
仕事の関係上、音楽やエンタメの話題が広がりやすいってのもあった。
趣味は?と聞かれて、音楽鑑賞、映画鑑賞、読書とかいう人が現代社会では多いように思う。
勘違いして欲しくないのが、本当に上記を愛して趣味にしている人たちを否定するつもりは毛頭ない。
自分も人並み程度が、音楽も映画も本も愛している。
音楽も映画も本も素晴らしい、だが本当に好きなことを隠すための汎用性のある盾にする今の風潮がくっそ気に入らねえ。
分かりやすい例だとオタク趣味なんかがそうだ。
本当はアニメ大好きなのに、世間からの偏見を気にしてひた隠す感じ。
おれもオタク文化が大好きなので、めちゃくちゃわかる。
「Youtube普段何見てんの?昨日なんか見た?」
「いや〜、最近興味ある投資信託の情報動画っすね〜」
嘘だ。
本当は大好きなYoutuberの加藤純一のゲーム配信を見て、酒飲みながら笑っていた。
ちょっと話が逸れるが、職場に面白い先輩がいる。
その先輩はとても仕事ができる優秀な人で、クルマが大好きな人だ。
単に自分が乗る自家用車が好きなんじゃなくて「クルマ」という概念そのものが好きなんだと言う。
「クルマ好きなのはガキの頃のミニカーがルーツなんやで」と誇らしげに言う先輩のデスクは、精巧な作りの可愛らしくデフォルメされた小さなミニカーに彩られている。
上手く言語化できないけど、そういうのを「良いなぁ」と思うのだ。
自分の好きを素直に受け入れて、その上でその感覚を大事にできるその姿勢は、本当に素敵だと思う。
話が逸れてきたので、戻すことにする。
それから色々あって、ゲームをする機会が再び戻ってきた。
余談だが、人気過ぎて入手困難だったニンテンドースイッチを友人がたまたま見つけてわざわざ送って来てくれたことを思い出した。嬉しかったなぁ。
ゲームを再び楽しめるようになったのは、仕事に慣れてきたとか人生に余裕が出てきたとか、それっぽい理由はある。
でもいちばんの理由は、「自分の好きなものを大事にすることは実は難しい、けど大切なこと」ということに気づいたからだ。
・・・うん、言葉にするとえぐいくらいチープに聞こえるが、本当に大事なことだ。
周りの人の助けや数えきれないほどの失敗の経験のおかげで、そのことに気づくことができた。
他にも気付きはある。
それは、好きなものを無視していると、心の耳が麻痺して自分の本心が聞こえなくなってしまうことだ。
嘘みたいだけど、マジのガチで本当のことだ。
ゲームに限らず、多くのことがこれに当てはまる。
その凡例が「子供の時の趣味」なんじゃないかな。
なっがい前振りで申し訳ない。
「子供の頃好きだったことを大事にすることは、人生を幾許か楽しくする」
ということを言いたかった。
もし忙しい日々に翻弄されて自分の感覚が分からなくなってきたなら、一度立ち止まって子供の頃自分が何を好きだったのか思い返してみるのも良いかも知れない。
自分もこれからもそうするつもりだ。
ガキの頃好きだったけど、今忘れてることなんて山ほどある。
コレ書いてて思ったけど、自分は昔小説家になりたかったことを思い出した。
話を作って文章にしてみるのも面白いかもしれん。
ガチャガチャ書きすぎて着地点分からなってきたので、ここらで幕を引くことにする。
結構長いこと書いちったな。
そもそもこの話をするきっかけってのが、今日発売される新作のポケモンの話を耳にしたからだ。
もう長いことポケモンはプレイしていない。
自分の「好き」を大切にするために、やってみるのも一興かもな。
今日の帰りはヨドバシに寄ってみることにする。
良い歳した大人だが、とても楽しみだ。